企画趣旨
物理学者ヘルムホルツの弟子であるヴントが実験心理学を創設し、パブロフの生理学から多くを学んだワトソンが行動主義心理学を提唱したごとく、科学としての心理学の革新は隣接諸領域からの刺激によって生じた。心理学に最も近い領域である生物・医学分野における近年の発展は目覚ましい。特に、1990年代以降の脳科学や遺伝学の発展、さらに山中教授のiPS細胞をはじめとする再生医療技術の進歩は、当該分野の研究者のみならず多くの人の注目を集めている。これまでの心理学は、脳を含む身体をブラックボックスと考え、「心の科学」と称して発展してきた。しかしながら、近年の生物・医学分野の技術革新は、このブラックボックスを直接観察・操作が可能な対象にしつつある。既にパンドラの箱の蓋は開いている。これからの心理学は、今まで以上に隣接領域から多くを学び、心身両側面から人間理解を目指す科学へと成長しなければならない。本シンポジウムでは、最近の生物・医学分野の技術革新が心理学に与えた影響について整理し、今後の心理学が目指すべき方向性について議論したい。(磯 博行)

講演者: 磯 博行 (兵庫医療大学)
松山知弘 (兵庫医科大学)
川合伸幸 (名古屋大学)
 
指定討論者: 高瀬堅吉 (東邦大学)
 
司会: 玉越勢治 (帝塚山学院大学)
 
主催: 有限会社アイソニック神戸
株式会社行医研
 
共催: 日本行動科学学会
日本認知科学会
科学技術振興機構 ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクト
 
協賛: 有限会社二瓶社
株式会社バイオメディカ
 
日時: 2014年3月2日(日) 14:00-16:30 (13:30開場)
 
会場: 兵庫県民会館11階パルテホール
 〒650-0011 神戸市中央区下山手通4丁目16番3号
 TEL: 078-321-2131 / FAX: 078-321-2138
 URL: http://hyogo-arts.or.jp/arts/kai.htm
 
 

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